乱読のセレンディピティ

思考の整理学の作者でもある外山滋比古が読みやすいように作り直したのが「乱読のセレンディピティ」という本です。
この本に書かれているのは基本的には読書の大切さ、どのように読書をすればよいのか、知識として定着しないように思われる斜め読みの効能などについて書かれています。
セレンディピティとは偶然見つけた宝物の意味で、ノーベル賞などを受賞する科学者が本来の実験とは違うことをしてしまった結果、偶然にも素晴らしい成果に結びついてしまうことなどもセレンディピティです。
外山滋比古は英語の習得と同じように読書も声を出して話すときのスピード感が大切だと説いています。
ある程度のリズム感がなければ英会話が成り立たないように、読書も暗記しながらゆっくりと進めるのではなく、リズム感を大切にして、すばやく読むことが大切だといいます。
何も考えずただ風の如く読んでいく、それは速読というものとは全く異質なもので、自分の中にある心地よいリズムをたよりに読んでいく、その結果として、心の中に何か大切なものだけが残っていくといいます。
自分にとって大切な言葉、事柄などは無意識のうちに心の中に残り、それが将来的になにか意味のある大切な宝物になるということです。